十三夜は大きな意味としては毎月13日の夜のことをいいます。

 

そんな十三夜はちょうど同じ時期に収穫期に入る、くりや豆をお供えすることでも知られています。

 

この記事では『2019年の十三夜はなぜ満月じゃないのか・十五夜との違いや由来・意味』について詳しく解説していきます。

 

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【2019年】十三夜はなぜ満月じゃないのか理由を解説

2019年の十三夜が満月ではない理由について説明する前に、今年の十三夜の日にちについて説明します。

 

実は十三夜というのは毎年変わってしまうのです。

 

十三夜はもともとは旧暦の9月13日に名月を眺める行事です。

 

しかし旧暦の9月13日を現在の暦に変換すると、時期が大きくずれてしまいます。

 

年によっては11月になることも…。

 

ちなみに2019年の十三夜は10月11日です。

 

2019年の十三夜では満月になることはありません。

 

それは今年の十三夜が満月になる周期とは異なるためです。

 

そこで分かりやすいように2019年10月の大まかな月の形を、表に記載しているのでご確認ください。

 

【2019年10月の月齢】

日にち 時間 月の形
10月6日 12時 上弦

10月14日 14時 満月

10月22日 12時 下弦

10月29日 3時 新月

 

 

上記の表のように10月14日が満月の周期と重なるため、11日は満月を見ることができないのです。

 

そもそも月の満ち欠けには周期が存在しており、月が満ち欠けする周期は平均して29日程度です。

 

29日のうちの半分である14.8日ぐらいがちょうど満月が見える周期(月齢)になります。

 

ちなみに十五夜は陰暦15日に見える月のことを表す言葉です。

 

陰暦とは

太陰暦ともいう。

月の満ち欠けを基準にした暦。

先程も述べたように月の満ち欠けの周期は29日程度である。

29日と30日の月を交互にすることで1年を12ヶ月(354日)とした。

そのため実際の季節とは合わなくなる。

 

この陰暦15日は月齢14日を含んでいますが、15日は含まれていません。

 

それだと「十五夜は月齢15日を含む陰暦の16日のほうが近いのでは?」と思うかもしれません。

 

しかし十五夜の月は15日の夕方ぐらいで姿を表し、16日の朝になると沈んでしまうので、15日のほうが近いといえます。

 

【2019年】十三夜と十五夜の違い

 

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やはり十三夜と聞くと十五夜を連想してしまいますよね。

 

どちらも月を愛でるという似たよう行事ですが、この2つの行事には何か違いがあるのでしょうか?

 

違いは複数ありますが、 私は日本独自の風習か外国から伝わった風習かの違いが大きいと考えています。 

 

そこで次の項目では十三夜と十五夜の由来や意味を見ていきましょう!

 

【2019年】十三夜と十五夜の由来や意味

2つの行事については次のような由来がわかったので、項目別にそれぞれの由来や意味を解説します。

 

十三夜の由来は平安時代の日本独自の風習

 

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十三夜は日本独自の行事だといわれていますが、はっきりとした由来は不明です。

 

しかし平安時代に編纂された書物『中右記』には、当時天皇だった宇多天皇が9月13日の月を愛でており、9月13日の月が「名月」と定められたことが記載されています。

 

また同じ平安時代の書物になりますが、『躬恒集』にも次のように記載されている一文が見られます。

 

清涼殿の南のつまに御清水流れ出でたり,この前栽にささら川あり,延喜十九年九月十三日に月の宴せしめ給ふ。題に月にのりてささら水をもてあそぶ。詩歌心にまかす

 

上記の一文は当時の天皇だった醍醐天皇が、919年9月13日に宮中で歌を詠んだことを表しています。

 

このときに醍醐天皇が詠んだのは「ももしきの大宮ながら八十島をみる心地する秋の夜の月」という歌です。

 

この歌にも「秋の夜の月」という表現を見ることができます。

 

このことから、9月13日の月を愛でる風習は、少なくとも平安時代から行われていたと考えても良さそうですね。

 

十三夜は明確な由来が不明なので、次のように過去に様々な説が挙げられてきました。

 

  1. 菅原道真が9月15日に詠んだ歌が13日に詠んだと間違えられた説
  2. 藤原忠通が作成した漢詩が由来説
  3. 9月13日を祝うと後朱雀天皇が即位できたから説

 

このように様々な説が挙げられるほど十三夜の由来は謎に包まれています。

 

 しかし何もかも忘れて綺麗な月を愛でることは、忙しい現代人にとっては必要なことなのかもしれませんね! 

 

十五夜の由来は外国(中国)から伝わってきた

十五夜に満月を愛でる風習は、平安時代に中国から伝わってきたといわれています。

 

まだ中国が「唐」と呼ばれていた時代には月を眺めながら行う「中秋節」という宴が行われていたのです。

 

それが平安時代に日本へやってきて、旧暦の8月15日には綺麗な月を愛でるようになったとされています。

 

ちなみに十五夜のことを「中秋の名月」とも表現しますが、「中秋」とは旧暦の8月15日のことです。

 

同じように7月は「初秋」、9月は「晩秋」と呼ぶこともあります。

 

十五夜のお月見といえば月見団子をお供えしますが、これは収穫を感謝してお米の団子をお供えしたことが由来になっています。

 

このときにお供えするススキも稲穂に見立てたものです。

 

また同じ時期に収穫される芋もお供えしたことから「芋名月」と呼ばれることもあります。

 

 これは私の考えですが、ススキを稲穂に見立てて収穫できたお米の団子や芋をお供えすることから、十五夜は農業と密接に関わっている行事なのかもしれませんね! 

 

ちなみに十三夜もちょうど収穫期に入る栗や豆をお供えします。

 

こちらの場合は「くり名月」、「豆名月」の呼び方もされているそうです。

 

十五夜か十三夜の月しか見ない片見月は縁起が悪い

現在の日本だと十五夜のお月見のほうがよく知られていますね。

 

しかし本来は十五夜と十三夜の片方だけの月を愛でるのは、「片見月」といって縁起が悪いと言われています。

 

昔は十五夜と十三夜の月を見ないと災いが起こると考えられていたようです。

 

 さすがに実際に災いが起こることはないかと思いますが、十五夜も十三夜も綺麗な月なので、可能なら両方愛でておきたいですよね! 

 

まとめ

・2019年の十三夜では月の満ち欠けの周期が異なるので、満月は見られない。

 

・十三夜には明確な由来は不明だが、少なくとも平安時代には行われてきた、日本独自の風習だと考えられている。

 

・十五夜は唐の「中秋節」という月を愛でながら行う宴が由来となっている。中秋節は平安時代に日本へ伝わってきた。

 

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!

 

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