2016年に40年に渡る連載が終了した『こち亀』。

ご存知のとおり主人公は両津勘吉ですが、あなたは両さんの一人称がたびたび変わることをご存知でしょうか?

どうやら彼は相手やエピソードによって、一人称を使い分けているらしいのです。

この記事では『こち亀の両さんの基本的な一人称・今まで使ったことがある一人称』について深堀りしていきます。

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こち亀の両さん(両津勘吉)の基本的な一人称は「わし」

両さんは基本的に自分のことは「わし」と呼びます。今までで圧倒的に使用頻度が高いので、彼の主な一人称は「わし」ということなのでしょう。

そもそも「わし」という一人称は「わたくし」を省略したものだと言われています。

この一人称は主に西日本を中心に使われている呼び方で、愛知県や岐阜県より西に位置する都道府県が多いです。

基本的に男性が用いるというイメージがあるのですが、おばあさんが「わし」と言っていたのをテレビで見たことがあります。

なので地方では方言として「わし」が根付いている地域があると考えられます。

ちなみに漫画やアニメなど創作の世界では、老人がよく使っていることが多いです。 なのでまだ30代後半の両さんが「わし」と言っているのは珍しいのかもしれませんね! 

しかし冒頭でもお話したように、両さんは対面する相手やエピソードによって、自分の一人称を変えている傾向にあるのです。

次の項目では両さんが今までに使ったことがある一人称についてまとめてみました。

こち亀の両さん(両津勘吉)が今までに使ったことがある一人称

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両さんは作中で次の5つの一人称を使っているシーンがあることが分かりました。

ここに注目!

両さんが今までに使ったことがある一人称
本官 オレ(俺) 私・わたくし 僕・僕ちゃん 俺様・両津様

 

ふだんの生活でも私たちは相手や状況によって一人称を変えることがありますが、漫画の世界の両さんもそれは同じということでしょうね!

それでは次の項目から、両さんはどのような場面でこれらの一人称を使うのかについて見ていきましょう。

本官

こちらの一人称は主に「連載初期」における両さんの一人称です。本官とは両さんのような警察官はもちろん、裁判官や事務次官など官職に勤めていた人物が用いていました。

ちなみに現在ではあまり使われなくなった一人称でもあります。

一人称「本官」が確認できた巻数と話数

それでは実際に作中で両さんが「本官」と言っていたエピソードを一部紹介しますね。

一巻第一話「始末書の両さんの巻」

これは記念すべきこち亀連載一回目のエピソードです。大まかな内容を紹介すると次のようになります。

ここがポイント!

一巻第一話「始末書の両さんの巻」

道を尋ねてきた住民に対し両さんが怒る⇒暴れているところに中川圭一が登場する⇒中川も両さんのように不祥事を起こす⇒部長にその行いがバレる⇒二人ともノサップ岬派出所に異動になる

この話で両さんは次のようなセリフを言っています。

ここに注目!

住民「あ あのおまわりさん…」
両さん「なんだと きさま 本官をバカにする気か!?」
両さん「おまわりとはなんだ!巡査さんとよべ!巡査さんと!」

このように両さんは道を尋ねてきた人に怒りながら「本官」と言っています。

 連載初期の両さんは今よりもバイオレンスな性格だったので、道を尋ねてきた人に対してもかなり激怒しています(笑) 

オレ・俺

こちらの一人称は主に「子供時代・子供時代~若い時代を回想するエピソード」で用いられます。

この一人称は現在でも当たり前のように主に男性が使っていますね。

ちなみに愛知県の一部の地域では女性でも使っている例があるようです。

一人称「オレ・俺」が確認できた巻数と話数

それでは実際に作中で両さんが「オレ・俺」と言っていたエピソードを一部紹介しますね。

41巻第10話「両津刑事!の巻」

これは両さんが刑事課に配属されたときのエピソードです。大まかに内容を説明すると次のようになります。

ここがポイント!

41巻第10話「両津刑事!の巻」

両さんが刑事時代の上司のお墓参りに行く⇒(以降は両さんの回想)⇒両さんは検挙率が高く刑事課に配属される⇒南部さんが新しい上司になる⇒犯人の抵抗で南部さんが致命傷を負う⇒代わりに両さんが犯人を逮捕する⇒南部さんはその傷が原因で殉職する

この話で両さんは次のようなセリフを言っています。

ここに注目!

両さん「とうとう同い年になっちまったよ南部さん。の方は相変わらず元気にやってる。心配いらないよ」

上記のように両さんはかつての上司・南部さんのお墓に語りかけながら「俺」と発言しています。 このエピソードはシリアスな話なので、印象に残っている人は多いと思います! 

私・わたくし

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こちらの一人称は主に「大原部長や屯田署長など自分より立場・役職が上の人」を相手にするときに使っています。

いつも予想外の行動や言動をしてメチャクチャな両さんですが、 上司に対して一人称をていねいなものに変えるという常識はしっかりと持ち合わせています!(笑) 

一人称「私・わたくし」が確認できた巻数と話数

それでは実際に作中で両さんが「私・わたくし」と言っていたエピソードを一部紹介しますね。

111巻第1話「恥をしのんでアルバイト!!の巻」

このエピソードは誕生日を迎える麗子に、派出所メンバーがアルバイトをして稼いだお金でプレゼントを送るという内容です。

大まかに内容を説明すると次のようになります。

ここがポイント!

111巻第1話「恥をしのんでアルバイト!!の巻」

誕生日を迎える麗子のためにみんなでプレゼントを贈ろうとする⇒両さんの提案で、アルバイトをして稼いだ給料でプレゼントを贈ることになる⇒両さん、大原部長、中川が1週間だけアルバイトを始める⇒麗子に高級バッグをプレゼントする

この話で両さんは次のようなセリフを言っています。

ここに注目!

両さん「今回のコネで部長のバイトを探してあげますから!リストラの時の練習にして下さい!」

上記のように大原部長は両さんのコネでアルバイトを始めます。しかし若者が大嫌いなので、どこの職場でも若者とトラブルになり長続きしません。

そこで両さんが見つけてきた「短期」「高収入」のヤバい系のバイトをすることになります。

 いつもは真面目で堅物な大原部長が、あんなバイトをするなんて信じられませんでした(笑) 

僕・僕ちゃん

こちらの一人称は「自分が不利・ピンチの状況に陥った」場合に使っていることが多いです。

なので大原部長に大目玉を食らったときに、言い訳しているシーンでたまに見ることがあります(笑)

この一人称は主に男性が用いることが多いものです。

現在でも当たり前のように使っていますが、実は奈良時代に編さんされた『古事記』にも僕という表記は出ています。

ですがこの場合は「ぼく」とは読まず「やつかれ」と読みます。

また原作コミックスをさかのぼって両さんが言った場面を探してみました。

しかし具体的な巻数を覚えていなかったこと、まったく検討がつかなかったこともあり、記載はできませんでした。

俺様・両津様

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この一人称は主に「気の弱そうな人物や後輩など主導権を握れる存在」に対して使っている場合が多いです。

現実では一人称で「俺様」と使う場面は少なく、どちらかといえば他人から「俺様気質」などと批判されるときに使われることが多いです。

しかし創作の世界では「俺様」と一人称として使っているキャラクターもしばしば見られます。

原作コミックスをさかのぼって両さんが言った場面を探してみましが、こちらも上記のような理由で記載はできませんでした。

まとめ

・こち亀の両さんの基本的な一人称は「わし」である。

・また両さんは相手や状況に応じて次のように一人称を使い分けている。

両さんが今まで使ったことがある一人称 主な使用場面
本官 連載初期
オレ・俺 子供時代・子供時代~若い時代を回想するエピソード
私・わたくし 大原部長や屯田署長など自分より立場・役職が上の人に対して
僕・僕ちゃん 自分が不利・ピンチの状況に陥ったとき
俺様・両津様 気の弱そうな人物や後輩など主導権を握れる存在に対して

 

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最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!

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