『美女と野獣』はヒロインのベルと、主人公の野獣がメインの物語です。見た目は恐ろしい野獣ですが、彼は昔から野獣だったのではありません。

魔女に呪いをかけられる前はハンサムな王子様でした。

しかしなぜ野獣は魔女に呪いをかけられてしまったのでしょうか?また、呪いが解けるまでの期間はどれくらいなのでしょうか?

この記事では『野獣の呪いの解き方・呪いが続くまでの期間・野獣が人間に戻る方法・野獣になった理由』について、深掘しようと思います!

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目次

【美女と野獣】野獣の呪いの解き方の条件や人間に戻る方法


野獣は魔女呪いをかけられて姿を変えられてしまいましたが、元に戻る方法は存在しています。

それは「王子が真実の愛を知ること」です。

バラの花が散るまでに女性と相思相愛になれば姿はもとに戻り愛されないと一生元の姿には戻れません。

もちろん偽物の愛の場合は呪いは解けません。あくまでも“女性が本気で野獣を愛する”ことが、呪いを解く重要な鍵なのです。

ベルは野獣の呪いを解く方法を知っていたのか

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もちろんベルは野獣の呪いを解く方法は一切知りません。

アニメ映画では特に述べられていませんでしたが、原作では

『自分から呪いを解く方法を伝えてはいけない』

という条件が設定されていました。

自分から「愛してくれれば元の姿に戻れる」と言った場合は、もし真実の愛が得られたとしても、姿がもとに戻ることはありません。

そのため野獣は呪いを解く方法をベルに言わなかったし、召使いたちもベルにその方法を伝えなかったのです。

言わなかったというか“言えなかった”と言う方が正しいですね。

もし伝えても良いのなら絶対に言っていると思います。

個人的にはアニメ映画でも、『自分から呪いを解く方法を伝えてはいけない』という説明はしてほしかったです…。

実写映画では魔女が直接呪いを解除して人間に戻す

アニメ映画での野獣は「真実の愛」を知った瞬間に、まばゆい光に包まれて人間の姿に戻ります。

ですが実写映画では、野獣に呪いをかけた魔女が登場して直接呪いを解除するのです。

それにより野獣は人間の姿に戻っています。

呪いが解ける期間は11歳~21歳までの10年間が期限


アニメ映画では野獣になった期間についてはっきりと明かされてしません。

ですが作中で見られる細かい部分で、呪いが続く期間を推測することが可能です。

作中ではたびたびミュージカルのように、お城の召使いたちが歌を歌ってベルをおもてなししますよね。

そのときに、ろうそくのルミエールが歌っていた『ひとりぼっちの晩餐会』という歌には

10年間何もできずに

という歌詞がでてきます。

またバラの花が散るのは野獣の21歳の誕生日であると明言されています。

劇中歌とバラの花が散る日を逆算してみると、野獣は11歳で姿を変えられてしまい、呪いは10年後の21歳が期限ということです。

作中ではバラの花がほとんど散ってしまっていました。

そのため野獣は21歳の誕生日ギリギリに、ベルによって真実の愛を知ったということになりますね!

実写版では呪いの期間が設定されていない

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実は野獣の呪いの期間が設定されているのはアニメ映画だけです。

実写映画では特に設定はされていません。

アニメ映画では呪いの期限が過ぎると、永遠に野獣の姿のままになってしまいます。

一方で実写映画では呪いのタイムリミットが終わると、『物になって動かなくなる=死んでしまう』のです。

魔女に呪いをかけられて野獣の姿になった原因


魔女に呪いをかけられた野獣の姿になった原因は、すべて王子の性格や行動の影響です。

しかしディズニー映画や実写映画、原作やディズニー以外の映画など作品によって、姿を変えられた経緯は多少異なります。

そこで

  1. ディズニーのアニメ映画
  2. 原作
  3. フランス映画

など各作品では、どのような原因で呪いをかけられてしまったのか見ていきましょう。

ディズニーのアニメ映画バージョン

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ディズニーのアニメ映画では王子の次のような性格が原因で呪いをかけられました。

ここがポイント!

野獣の姿になった原因となる王子の性格
  1. 人を見た目だけで判断するから
  2. わがままで冷徹だから
  3. 傲慢な性格だから

王子は上記のような性格だったため、おばあさん(魔女)に対してひどい態度を取り、呪いをかけられたのです。

しかし野獣は幼い頃からこのような性格をしていたのではありません。

それでは次の項目では、野獣が悪い性格になってしまった理由について解説していきますね。

野獣がわがままで傲慢な性格になったのは父親の影響


アニメ映画では野獣の両親は登場しません。しかし実写映画では、野獣が現在の性格になったエピソードが描かれています。

実写映画によると野獣の性格は父親の厳しい教育の悪影響とのことです。

幼い頃の野獣はとても優しい少年でした。しかしある日、大好きだった母親が亡くなってしまったのです。すると当然、父親と2人暮らしになります。

父親としては「息子に立派な青年になってほしい」と願っていたのかもしれませんね。

そして父親は息子への教育を厳しくしていました。

しかしそれが仇となってしまい、野獣はだんだんと現在のような

  1. わがまま
  2. 傲慢
  3. 冷徹

という性格に変化していったのです。

もちろんこれは実写映画だけでのエピソードなので、アニメ映画での設定とは異なっている場合があります。

原作で野獣になった原因

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原作で野獣の姿に変えられた原因は、ほぼディズニーのアニメ映画と同じです。

原作でも野獣は困っていたおばあさん(正体は魔女)に対して、横柄な態度をとっていました。

それが原因で

「野獣の姿で女性にプロポーズして、結婚できたらもとに戻るが、断られたら死んでしまう」

という呪いをかけられたのです。

アニメ映画では失敗すると一生野獣の姿のままですが、原作では『失敗=死』という非常に厳しい条件でした。

野獣にとっては気が気でなかったでしょうね…。

フランス映画バージョンで野獣になった原因


2014年に公開されたフランス映画は、ディズニーのアニメや実写映画とはかなり異なっています。

この映画の野獣にはもともと奥さんがいました。彼の奥さんの正体は森の精で、王女の姿になって野獣を愛していたのです。

野獣はある日森の中で黄金の牝鹿を捕まえて殺しましたが、実はその牝鹿は王女が姿を変えていただけでした。

そして王女の父親である森の神が怒って、野獣の姿に変える呪いをかけてしまったのです。

野獣の召使いまで呪われた理由


映画の中では「野獣の召使いまで姿を変えられた理由」は判明していません。

呪いをかけるなら野獣本人だけで良いのに、なぜ召使いまで呪いをかけたのか。

私はその理由を「召使いたちが野獣を傲慢でわがままな性格に育てたから」だと考えています。

アニメ映画の『美女と野獣』では野獣の両親についてまったく描かれていないです。

もしかすると両親と死別した可能性も否定できません。

野獣には両親がいなかったと仮定した場合、彼を育てるのはお城の召使いしかいないからです。

召使いという立場からすると王子を厳しく育てるのが難しく、甘やかしてしまった可能性もありますね。

しかも王子は傲慢でわがままなので、余計に育てにくいと思います。

魔女は何らかの方法で「野獣が召使いに育てられたこと」を知っており、悪い性格に育てた罰として、彼らは野獣と一緒に姿を変えられたのではないか?と考えています。

まとめ

・野獣の呪いの解き方や人間に戻る方法は『真実の愛を知ること』である。

・野獣になった期間は11歳~21歳までの10年間である。

・野獣の姿になった原因は王子が

  1. 人を見た目だけで判断する
  2. わがままで冷徹
  3. 傲慢

という性格を持っており、魔女に対してひどい態度をとったからだ。

 

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