ローゼンメイデン漫画の種類と違いは?新装版と愛蔵版など原作コミックの相違点も

ローゼンメイデンは究極の少女「アリス」を目指して、バトルロイヤルを繰り広げる人形たちの物語です。

しかし単純なバトルロイヤルではなく、シリアスな部分や感動する部分もたくさん存在しています。

そんなローゼンメイデンの原作漫画はたくさんの種類がありますよね?

タイトルがすべて同じ『ローゼンメイデン』なので余計にややこしいです…。

そこで今回は「ローゼンメイデンの原作漫画の種類・新装版と愛蔵版の違い・スピンオフ作品」などについて解説していきますね。

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目次

ローゼンメイデンの原作漫画の種類


ローゼンメイデンは過去に出版社が変わったり、物語の続編に当たる作品が出たりで、たくさんの種類があります。

そこで次の表でローゼンメイデンの原作漫画の種類を紹介しているのでご確認ください!

ここに注目!

ローゼンメイデンの原作漫画の種類
原作漫画のタイトル 巻数
Rozen Maiden(初版) 8巻
Rozen Maiden(新装版) 7巻
ローゼンメイデン(愛蔵版) 10巻
ローゼンメイデン0 -ゼロ- 4巻

それでは次の項目では各原作について詳しく見ていきましょう。

Rozen Maiden(初版)

 

Rozen Maiden(初版)』は幻冬舎が刊行する月刊コミックバーズで連載されていました。

よく見るとコミックの右下に、バーズコミックスのロゴが記載されているのがわかると思います。

連載号は20029月号~20077月号までです。

後の作品では集英社に移籍していますが、本来『ローゼンメイデン』は月刊コミックバーズの看板作品でした。

しかし作者のPEACH-PIT先生と編集者の間でトラブルが生じてしまいます。

それが原因でPEACH-PIT先生は集英社に移籍して連載を続けることになったのです。

初版および新装版は合計で43話のエピソードで構成されています。

Rozen Maiden(新装版)

 

新装版は初版を7巻にまとめたものなので内容はまったく同じです。この新装版からローゼンメイデンと集英社は関係を持ち始めます。

ちなみに発行はヤングジャンプ・コミックスです。

続編の愛蔵版が週刊ヤングジャンプで連載開始になったとき、バーズでの連載分を新装版と称して月に1冊ずつ発売していました。

また7巻が発売されたときは、初回限定版に限り新装版全7巻収納ボックスが付属しています。

ローゼンメイデン(愛蔵版)

 

愛蔵版は週刊ヤングジャンプに移籍した後の連載分、つまり新装版の続編にあたります。掲載号は2008年20号~2014年8号まででした。

またローゼンメイデンの本編が完結すると

  • 初版および新装版:1部(まいた世界編)
  • 愛蔵版(1巻~4巻):2部(まかなかった世界編)
  • 愛蔵版(5巻~10巻):3部(二つの世界編)

と正式に部分けされるようになっています。

ちなみに初めて部分けしたのは『ローゼンメイデン STARTER BOOK』という無料試し読み版です。

現在でもこの無料試し読み版はAmazonで読むことができます。

ローゼンメイデン0 -ゼロ-

 

『ローゼンメイデン0』は、ウルトラジャンプで新シリーズとして連載されていました。掲載号は2016年3月号~2019年4月号までです。

『ローゼンメイデン0』の舞台は本編開始前の大正時代

作中には本編で庭師の双子のマスターだった結菱さんの先祖が登場しています。

本編では、ローザミスティカの奪い合いが行われていましたが、今作ではアリスゲームは行われません。

今作は始終”第0ドール”の正体を追求しています。

第0ドールは正式なローゼンメイデンシリーズではなく、同シリーズにはカウントされていません。

カウントされない理由は、薔薇乙女の製作者ローゼンの基準に達していないからです。

ネタバレを含む内容になるため詳しい解説はここでは割愛します。

次の項目でそれぞれの原作漫画の違いを詳しく解説していきますね。

ローゼンメイデンの原作コミック漫画や新装版と愛蔵版の違い

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ローゼンメイデンはどのタイトルも『ローゼンメイデン』と同じ名前です。

あまり詳しくない人は「種類にはどんな違いがあるの?」と気になっていると思います。

それでは簡潔に種類別の違いを表にまとめていきましょう。

ここに注目!

ローゼンメイデンの原作漫画の違い
原作漫画のタイトル 巻数 主人公 内容 連載雑誌
Rozen Maiden(初版) 8巻 桜田ジュン ジュンが真紅と出会いドールがアリスゲームを繰り広げる 月刊コミックバーズ
Rozen Maiden(新装版) 7巻 初版と同じ 初版と同じ なし(出版社は集英社)
ローゼンメイデン(愛蔵版) 10巻 「まかなかった世界」の桜田ジュン ドールVS雪華綺晶⇒アリスゲームの終結⇒アリスの誕生 週刊ヤングジャンプ
ローゼンメイデン0 -ゼロ- 4巻 謎の”第0ドール”を薔薇乙女たちが探す ウルトラジャンプ

上記の表のように初版と新装版はまったく同じ内容です。新装版は8巻だった初版を7巻にまとめただけ。

初版の8巻はった3話しか収録されていなかったので、この3話を7巻目に統合させて発売したのが新装版です。

カタカナ表記の『ローゼンメイデン(愛蔵版)』は初版および新装版の続編にあたります。

愛蔵版では「まかなかった世界」を中心に物語が展開していくのです。初版および新装版は、「まいた世界」が舞台でした。

また、『ローゼンメイデン0』は大正時代が舞台のエピソードなので本編の前日譚にあたります。

ローゼンメイデンのスピンオフ作品の種類

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ローゼンメイデンは原作コミック以外にも、複数のスピンオフ作品が刊行されています。

スピンオフ作品の形態は小説だったり漫画だったりと様々です。

次の項目からはスピンオフ作品も簡単に解説していきますね。

ディロマーネディアローゼンメイデン

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この作品は幻冬舎から出版されたノベライズです。

文章は作家の日暮茶坊さんが担当し、表紙のイラストは原作者のPEACH-PIT先生、イラストはオトウフさんが描いています。

1巻の「シュヴァルツェァ ヴィンド」、2巻の「カルクグルン アーゲン」で構成されている作品です。

内容は本編とリンクしていることもありますが物語自体はオリジナル。

また1巻と2巻で設定がつながっているシーンもあります。

ローゼンメイデンツヴィリンゲ

 

この作品は集英社から刊行されたノベライズです。

タイトルの副題になっている「ツヴィリンゲ」とはドイツ語で「双子」を表しています。

そのためこのスピンオフ作品は庭師の双子翠星石と蒼星石にスポットを当てた内容です。

翠星石と蒼星石がマスターの結菱さんのもとで目覚めてから、翠星石がジュンの家にやってくるまでのエピソードを描いています。

私も実際に『ツヴィリンゲ』を読んでいますが、庭師の双子が好きならぜひ読んでほしい作品です!

ローゼンメイデンロートシュヴァルツ

 

このスピンオフ作品も集英社から刊行されたノベライズです。

副題の「ロートシュヴァルツ」というドイツ語を、日本語に翻訳すると「紅黒」となります。つまり真紅と水銀燈を表しているのです。

舞台は19世紀のイギリス・オックスフォードとなっており、当時の真紅と水銀燈の間に起こったエピソードを描いています。

まいてはいけないローゼンメイデン

 

この作品は他のスピンオフ作品とは違い漫画となっています。

漫画は『あいまいみー』『不思議なソメラちゃん』など、奇想天外なギャグで人気の、ちょぼらうにょぽみ先生です。

ちょぼらうにょぽみ先生が担当しているだけあって、ローゼンメイデン史上最もヤバい作品だと私は思っています(笑)

開始早々意味のわからない展開が続くので、ちょぼらうにょぽみ先生のファンなら一読です!

まとめ

・『ローゼンメイデン』の原作漫画には初版、新装版、愛蔵版などたくさんの種類がある。

・各原作の違いは以下の表のとおりである。

原作漫画のタイトル 巻数 主人公 内容 連載雑誌
Rozen Maiden(初版) 8巻 桜田ジュン ジュンが真紅と出会いドールがアリスゲームを繰り広げる 月刊コミックバーズ
Rozen Maiden(新装版) 7巻 初版と同じ 初版と同じ なし(出版社は集英社)
ローゼンメイデン(愛蔵版) 10巻 「まかなかった世界」の桜田ジュン ドールVS雪華綺晶⇒アリスゲームの終結⇒アリスの誕生 週刊ヤングジャンプ
ローゼンメイデン0 -ゼロ- 4巻 謎の”第0ドール”を薔薇乙女たちが探す ウルトラジャンプ

初版と新装版の内容はまったく同じで、愛蔵版は初版および新装版の続編である。

・原作漫画以外にも次のスピンオフ作品が発売されている。

  1. ディロマーネディアローゼンメイデン(小説)
  2. ローゼンメイデンツヴィリンゲ(小説)
  3. ローゼンメイデンロートシュヴァルツ(小説)
  4. まいてはいけないローゼンメイデン(漫画)

 

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