現在『翔んで埼玉』という埼玉県をネタにした映画が話題になっていますね。
私はまだ見に行っていませんが、意外にもクレームはなく好意的な感想が多数見受けられました。
今までに見たことがない不思議でシュールな内容になっていますが、よく考えると『翔んで埼玉』というタイトルも不思議に感じませんか?
そこで今回は『翔んで埼玉のタイトルの意味や由来・原作者の魔夜峰央さんについて』解説しようと思います。
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目次
『翔んで埼玉』のタイトルに深い意味や由来はない
桜の開花に先駆けて…
こんなお写真を撮りました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶笑顔桜が満開ですねぇ#翔んで埼玉#池袋は夢の地であることが立証されました#春も埼玉全開#埼玉は今週末くらいに開花予想です pic.twitter.com/4NF4F8wTni
— 映画『翔んで埼玉』公式 (@m_tondesaitama) 2019年3月18日
『翔んで埼玉』がネット上で話題になり始めた2015年に、原作者の魔夜峰央さんにインタビューした記事がありました。
そのインタビューの中で『翔んで埼玉』というタイトルの由来について質問された魔夜さんは、次のように答えていました。
さっきの取材でも「『飛んでイスタンブール』から来たんですか?」って聞かれたんだけど、「そうかもしれないですね」っていうくらいで、全然考えてないです(笑)。決して深い理由はないですね。
出典:ダヴィンチニュース
なんと魔夜さんは、これだけ変わった内容とタイトルの漫画なのに、意味を全然考えていませんでした…!
彼は他の作品でもアイデアがどんどん浮かんでくるため、このように深い意味をあまり考えないようです。
一見すると意味が分からないだけに、”飛んで”つながりで『飛んでイスタンブール』を連想する人もいるみたいですね(笑)
【飛んでイスタンブールとは】
庄野真代さんが1978年4月に発売した楽曲。オリコンセールスは46.3万枚で累計の売上は60万枚を超えた大ヒット曲である。
ちなみにタイトルにもある”翔んで”には『大辞林』によると次のような意味がありました。
俗に、世間の常識にとらわれず、思い通りに自由に行動するさまをいう。
出典:コトバンク
上記の説明を見る限りでは”世間から見て変わっている(ズレている)人”に対して使う言葉なんでしょうね。
魔夜さんが”翔んで”の意味を調べたかは不明ですが、本作はかなり個性派な漫画なので、このタイトルは本当にピッタリだと思いました!
次の項目ではこれだけシュールな漫画を生み出した、作者の魔夜峰央さんについて調べてみました。
魔夜峰央のプロフィールと経歴について
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魔夜峰央のプロフィールを以下に簡単にまとめているので、ご確認下さい。
【魔夜峰央のプロフィール】
ペンネーム:魔夜峰央
本名:山田峰央
生年月日:1953年3月4日
年齢:66歳
出身地:新潟県
魔夜さんはもともと漫画好きな少年でしたが、本格的に漫画を描き始めたのは高校2年生の8月28日でした。
過去のインタビュー記事で本人が「はっきりと日付を覚えている」と答えています。
それ以前にも漫画を描いていましたが、人生の転機となった8月28日以降は、毎日毎日描き続けていたといいます。
現在でも少女漫画で連載を続けており、当時から「自分は少女漫画のほうが合っている」と感じていたそうです。
魔夜さんは御年60歳を超えているベテラン漫画家ですが、高校生時代の目標を叶えているのが凄いと思いました!
あ、そうそう、もちろん魔夜さんにも影響を受けた漫画家がおり、作中の絵を見れその特徴が細部に表れているようです。
たとえば、
服装のシワ:さいとうたかを先生
草:水木しげる先生
横顔:池田理代子先生
ふきだし:萩尾望都先生
の特徴が表れていると魔夜さん自身が語っています。
たしかに影響を受けた人物はいるのでしょうが、独特の作風によってそれらの特徴をまったく感じさせない部分がスゴイですよね!
『翔んで埼玉』は今から約40年前に描かれた作品ですが、ほぼ同時期に描いた漫画がまだ連載されていることをご存知でしょうか?
次の項目では魔夜さんの代表作『パタリロ!』について深堀りしていきます。
魔夜峰央は『パタリロ!』を40年以上連載している
魔夜さんの代表作品はなんといっても『パタリロ!』です。
この漫画は1978年に連載開始し、それから40年が過ぎた現在でも『マンガPark』で連載しています。
『パタリロ!』の人気からか1982年にはアニメ化、2016年には舞台化され、2018年には第二弾の舞台化が行われました。
当漫画は本編とスピンオフ作品を含めると120巻まで発売されています。
連載期間40年という圧倒的な年数は、少女漫画のギャグ漫画としては最も長寿な作品です。
インタビューによると魔夜さんは漫画を思いつきで描いているそうです…!
他にもアイデアに困った経験がなく、ストーリーも思いつきで描いているため1度も連載に遅れたことがないとも語っていました。
40年も思いつきだけで描けるなんて、我々一般人からしたらまったく想像がつかない世界ですね(笑)
今後も他の漫画に遅れをとることなく、『パタリロ!』の連載を続けてほしいと思います!
まとめ
・『翔んで埼玉』のタイトルには深い意味や由来はない。
・『翔んで埼玉』の作者は魔夜峰央さんである。
・魔夜さんは40年以上も代表作『パタリロ!』の連載を続けている。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!
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