こち亀におけるヒロインといえば秋本麗子ですよね。中でも麗子は両さんのことが好きなのかと思わせる話もあります。
しかし一度だけ、外国から亡命してきた兵士といい感じになっていたことがあったのです。
そこで今回は「麗子が亡命してきた兵士を助ける話は何巻の何話なのか・元ネタと思われる実際の事件」について解説していきますね!
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目次
こち亀で麗子がロシアから亡命した兵士を助ける話は20巻の1話
テレビの特集からベレンコ中尉亡命事件(1976年)が話題になっているようなので、#こち亀 20巻1話「真夜中のパイロット!の巻」をご紹介。くだんの事件をモチーフにした、シリアスムードのエピソードです pic.twitter.com/lefT0MToF5
— まさひこ@「こち亀データベース」管理人 (@maxaydar) July 24, 2016
こち亀で麗子が亡命した兵士を助けた話は、原作20巻の1話「真夜中のパイロットの巻!」です。
こち亀は1話のページ数は20ページぐらいなのですが、「真夜中のパイロットの巻!」は倍の40ページ近くあります。
そのため作者の秋本治先生は何か考えがあって2話分も使ったのかもしれません。
たとえば「麗子の恋愛を描きたかった」とか「シリアスな展開を描きたかった」とか…。
それでは「真夜中のパイロットの巻!」はどのような内容なのか、簡単に解説していきますね。
ここに注目!
- 両さん、中川、麗子が夜勤中に突然派出所に戦闘機が墜落する
- 戦闘機から負傷した外国人男性アレキサンダー・コブロフ少佐が出てくる
- 麗子がアレキサンダー少佐の看病をする
- 中川が自身の豪邸で少佐をかくまう
- 麗子が少佐の監視役をまかされる
- 一緒にテニスを楽しんだりして麗子と親睦を深める
- 少佐が祖国に帰る決心を固める
- 少佐と別れた麗子は寂しそうな表情を見せる
この話では兵士と麗子が相思相愛のような関係になりました。しかしお互いに恋愛感情があるのかどうかは、明確には描かれていません。
またラストも何やら含みのある終わり方をしています。
ですが私は「麗子はアレキサンダー少佐に好意を持っていた」と考えました。
その理由は「アレキサンダー少佐といるときの麗子は嬉しそうだから」です。
少佐と一緒に食事をしたとき、監視役に任命されたとき、テニスをプレイしたとき、どの場面でも麗子は楽しそうでした。
さらに少佐と別れたあとに、両さんから「ナウい外人に逃げられて残念だったな。ははは」とからかわれています。
その両さんの態度に対して麗子は怒るでもなく無視したのです。
ふだんの麗子なら間違いなく怒ったり抗議したりすると思います。ですが麗子は、そのような態度を取りませんでした。
また少佐からもらったペンダントを見つめて寂しそうな表情を見せています。
麗子は
- からかってきた両さんを無視している(ふだんと違う行動)
- ペンダントを見つめて寂しそうな表情を見せている
ことから少佐に好意を寄せていたと私は考えました。
こち亀20巻1話の元ネタは実際の事件の可能性がある
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秋本治先生からは「真夜中のパイロットの巻!」の元ネタの公表はありません。
ですが私は、1976年に起こった「ベレンコ中尉亡命事件」が、元ネタになったのではないか?と考えました。
事件が起こったのは1976年、「真夜中のパイロットの巻!」は1980年代前半に描かれており時期が非常に近いです。
また事件の詳細と漫画の内容には共通点があります。
その最大の共通点が「亡命した兵士が日本にやってきた」という点です。
こち亀では兵士は亀有にやってきましたが、事件では戦闘機が函館空港に着陸しています。
ちなみに函館に着陸したベレンコ中尉はその後、アメリカに呼び戻されて、ソ連の戦闘機飛行士の暗号解読などに携わったということです。
まとめ
・こち亀で麗子が亡命した兵士を助ける話は20巻1話「真夜中のパイロット!の巻」である。
・この話では麗子が兵士アレキサンダー・コブロフ少佐に、好意を抱いていた可能性が高い。
・「真夜中のパイロット!の巻」は実際に起こった、「ベレンコ中尉亡命事件」が元ネタになったと私は考えている。
・事件と20巻1話には「他国の兵士が日本に亡命した」という共通点がある。
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