アニメ映画『魔女の宅急便』に登場する町は明らかに海外の町並みです。

しかし主人公であるキキ本人は、一体どこの国の人なのでしょうか?人によっては日本人に見えることもあるかもしれません。

そこで今回は『魔女の宅急便のキキは何人なのか・出身地の国名や国籍は設定されているのか」などを深堀していきますね。

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目次

魔女の宅急便のキキが日本人だとする公式設定はない


『魔女の宅急便』のキキはフィクションの世界の住人なので、明確に日本人だとする公式設定はありません。

そのため人によって「日本人に見える」「日本人には見えない」など、様々な意見があると思います。

キキは日本人をモデルにした可能性

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キキの見た目から推測すると個人的には「映画のキキは日本人をモデルにしているのではないか?」と考えています。

それでは、なぜ私がキキは日本人をモデルにしたと考えたのかその理由をお話していきますね。

顔立ち

まずはキキの顔立ちから見ていきましょう。

キキは同じくジブリが制作した映画「となりのトトロ」に登場する、主人公サツキとそっくりな見た目をしています。

「制作会社が同じジブリだから似ているんだ!」というツッコミは無しの方向で()

実際にキキの顔立ちを見てみると、どこか日本人のように見えなくないですか?

仮に『魔女の宅急便』の設定の記憶をなくしてキキを見てみると、私なら「この主人公は日本人だ」という印象を持ちますね。

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映画を見てみると分かるようにキキは綺麗な黒目をしていますよね。

仮にキキが作中の町のモデルになった、ヨーロッパ系の人をモデルにしたすると、あそこまで綺麗な黒目は持ってないと考えられます。

実際にヨーロッパ系の人の目は、青色や黄色が混じったヘーゼルなど明るい色の瞳を持つ人が多いです。

しかし、日本人はほとんどと言っても良いぐらい暗い色の瞳を持っています。暗い色といっても、完全に真っ黒ではなく多少焦げ茶色などが混じっていますが。

日本人の瞳が暗い色をしているのはメラニン色素が多いからです。このメラニン色素が多いと光の波長がすべて吸収されます。

つまりキキもメラニン色素を持っている量が多いと推測可能です。

髪色

キキは作中で髪を染めている描写ないので生まれつき黒髪だと考えられます。

生まれたときから黒髪を持っている人種は次の国の人々です。

ここがポイント!

生まれつき黒髪を持っている人種
東アジア アフリカ 南アジア
アメリカ先住民 中東 地中海沿岸
太平洋諸島
生まれつき黒色以外の髪色を持っている人種
国名 髪色
地中海沿岸・中東・スカンジナビア半島 栗色
スコットランド・アイルランド 赤色

またキキの顔立ちからも比較してみても、明らかに中東やアフリカの出身ではありません。

さらに栗色や赤色をしていないので、スコットランドやアイルランドの出身でないことも分かります。

そうなるとやはりキキは、東アジア(日本)の人をモデルにした可能性がいっそう高まりますよね。

キキの見た目のモデルになった人物


実はキキの見た目のモデルになった人物はとある日本人だったという情報があります。

それは映画『魔女の宅急便』でプロデューサー補佐を担当していた、鈴木敏夫氏の娘さんをモデルにしたというものです。

『魔女の宅急便』は同名の児童絵本を原作とするため、原作ではあまり詳細にキキの顔は描かれていません。

そこで映画になるにあたって、当時キキと同じ13歳だった鈴木氏の娘さんをモデルにすることにしました。

やはり映画でキャラを動かすとなると、原作の児童文学では見た目の設定が足りなかったのかもしれませんね。

映画では多方面からキキの姿を描く必要があるので、より詳細にどのような見た目なのかを決める必要があるのです。

この情報は『ジブリマジック―鈴木敏夫の「創網力」』という2004年に発売された書籍に記載されています。

キキは何人なのか公式設定はない


原作やアニメ映画においてキキが何人なのか、どこの人種なのかは設定されていません。

宮崎駿監督は鈴木氏の娘さんをキキのモデルとしましたが、これはあくまでも見た目のモデルです。

そのためキキ本人の人種ではありません。

もしかすると、『魔女の宅急便』はファンタジー要素が強い作品なので、あえて人種などを設定しなかった可能性もありますね。

そして何でも詳しく設定してしまうと世界観が堅苦しくなってしまいそうです。

実在する人種にしてしまうと、ファンタジーの世界にのめり込めなくなる可能性も考えられますからね。

何よりも、同作のふんわりとしたユルい世界観に細かな設定は必要ないと私は考えています。

キキには出身地の国名や国籍の設定はない


キキがどの人種なのかは設定されていないので、出身地とされる国名や国籍の設定もありません。

ですがあえてキキの出身地を推測するとするなら、個人的にはキキ本人はヨーロッパ圏の出身ではないか?と考えています。

それは次の2つの概念による考察です。

魔女の概念

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『魔女の宅急便』ではキキやキキの母親が当たり前のように魔女として活躍しています。つまりもともと作中では“魔女”という概念が存在していたということです。

魔法の概念自体は世界中に存在していますが、日本における魔法は主に“西洋を由来とする不思議な力”と考える傾向にあります。

特に魔女はヨーロッパ圏において古くから迷信として信じられていた存在でした。

キキが独り立ちしたコリコの町の景観


先ほど魔女はヨーロッパ圏で信じられていた存在だとお話しましたが、作中に登場した町もヨーロッパ圏の国をモデルとしています。

キキは独り立ちの時期になるとほうきで飛んで「コリコ」という町にやってきましたよね。

このコリコの町のモデルになったのは

  • ストックホルム
  • ヴィスピー

という街だと公式に認められています。どちらの町もスウェーデンという国にあります。

モデルになったスウェーデンは北ヨーロッパに位置している国です。

公式には認められていなくても、他にもヨーロッパの国々をモデルにしたのではないか?と思われる町がたくさんあります。

そこで、作中のモデルになったと思われる国をまとめてみたのでご確認ください。

ここがポイント!

作中のモデルになったと思われる国(非公式)
国名 町の名前 モデルになったと推測できる場所
オーストラリア アデレード 時計塔
ポルトガル リスボン コリコの町
クロアチア ドゥブロヴニク コリコの景色
オーストラリア タスマニア(ロス・ヴィレッジ・ベーカリー) グーチョキパン店

上記の中でオーストラリアを除いた国はどれもヨーロッパ圏に位置しています。

なのでよく似ている景観を有している町はヨーロッパの国々が多いということです。

そもそも公式に町のモデルだと認められている国がスウェーデンなので、キキもヨーロッパ圏にある国が出身の可能性も否定しきれません!

さすがにほうきに乗って何時間も飛ぶのは幼いキキには難しいと思うので、比較的近くの町にやってきたと考えられます。

まとめ

・キキが日本人だとする公式設定はない。しかし映画になるにあたって、宮崎駿監督は鈴木敏夫氏の娘さんをキキの見た目のモデルにしている。

・キキは何人なのか、出身地の国名や国籍はどこなのかは設定されていない。

・しかしコリコの町がヨーロッパ圏にあるスウェーデンをモデルにしている。

・そのためキキ自信はヨーロッパ圏の出身ではないか?と私は考えた。

 

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