アニメ1期放送から15年が経過してもいまだに大人気の「ローゼンメイデン」。
タイトルにもなっている「ローゼンメイデン」には、一体どのような意味があるのでしょうか?
また作中には、ドイツと関係がありそうな風景や人物が登場します。なのでもしかすると、ドイツ語をタイトルに使っている可能性もありますね。
この記事では「ローゼンメイデンのタイトルの意味・タイトルの語源はドイツ語なのか・タイトルの名前の由来・作品の元ネタ」について解説していきます。
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目次
【ローゼンメイデン】タイトルの意味はドイツ語なのか
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漫画「ローゼンメイデン」の作者はピーチピット先生です。先生はどのような意味を込めて、「ローゼンメイデン」と名付けたのでしょうか。
それでは漫画のタイトルの意味や語源は何語なのか見ていきましょう。
ローゼンメイデンの語源はドイツ語と英語の組み合わせ
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「ローゼンメイデン」の語源は
- ”Rosen”(ドイツ語)
- ”Maiden”(英語)
の組み合わせで構成されています。
ローゼンメイデンのタイトルの意味
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「ローゼン」という単語はドイツ語で”薔薇”を表す言葉です。
また「メイデン」という単語は英語で”乙女”を表しています。
つまりこの二つの単語を組み合わせると「薔薇乙女」という意味が浮かびますね。
「薔薇乙女」という単語はもともと存在する言葉ではなく、完全にピーチピット先生の造語となっています。
言語は違えど直訳すると上記のような意味になるので、原作でもたびたび「薔薇乙女」という単語が見られることも。
【ローゼンメイデン】というタイトルの由来
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前項目でタイトルの意味を説明しましたが、なぜピーチピット先生は「ローゼンメイデン」という題名にしたのか。
直訳した意味の「薔薇乙女」をそのままタイトルにしても問題はないように思います…。
それでは次の項目からは、作者が「ローゼンメイデン」に決定した由来について見ていきましょう。
タイトルは語感の響きから決定した
翠星石
あんまり上手に描けなかったのでいつか真紅か水銀燈辺りでリベンジしたい。#ローゼンメイデン pic.twitter.com/6CfFFln16q
— ころも.ai (@thp_koromo) May 19, 2020
過去にピーチピット先生は『月刊ヤングジャンプ』のインタビューに答えています。
そのインタビューの中で先生は、「ローゼンメイデンのタイトルは言葉の響きだけで決めた」と回答していました。
これは私の感想ですが、たしかにそう言われてみると、「薔薇乙女」より「ローゼンメイデン」のほうが語呂が良い気がします。
また作中の描写から、人形たちが作られた国はドイツの可能性が高いです。
なのでタイトルにドイツ語を含めてもまったく違和感がないですからね。
そして印象的にも「ローゼンメイデン」のほうがカッコいいですし(笑)
ローゼンとメイデンで言語が違うことに気づいていなかった
実はピーチピット先生は詳細設定を決める段階になって、「ローゼン」と「メイデン」で言語が違うことに初めて気づきました。
またタイトルは語感の響きだけから決定したので、最初は言語の違いに気づかなかった可能性があります。
日本人からするとドイツ語も英語に聞こえますからね…。というか区別すらつきません(笑)
そして言語の違いを解消するために、「人形の製作者の名前をローゼンにする」ことで釣り合いをとろうとしました。
人の名前なら言語は関係ないですからね。
つまり、『ローゼンメイデン』のタイトルには「薔薇乙女」の他に、「ローゼンさんが製作した乙女」という意味合いも含まれているのです。
【ローゼンメイデン】設定の元ネタの由来
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漫画『ローゼンメイデン』の大きな特徴として
- 人形がメインの物語であること
- 人形たちはゴスロリ風のファッションであること
が挙げられます。
上記の特徴と不思議な世界観が合わさって、この漫画だけにしかない独特な雰囲気を感じられますよね!
他の漫画ではあまり見ない設定だけに、先生はどのような意図があってこの設定を考えたのか気になります…。
そこで人形を登場させてゴスロリ風のドレスを着せた理由をまとめてみました。
人形の元ネタ
#ローゼンメイデン 真紅が無防備に眠るこの鞄に、これからどんな悪戯を仕掛けようか思案している水銀燈 pic.twitter.com/2FvmOA7MMi
— ML (@MiniLitre) May 20, 2020
『ローゼンメイデン』で人形が登場して戦う理由。
それはピーチピット先生が「恋月姫」という人形作家が製作した人形を見て、強烈な影響を受けたからです。
恋月姫さんは1955年に北海道で誕生して1980年ごろに球体関節人形の制作をスタートしています。
そこで実際に恋月姫さんの作った人形を見てみました。
たしかに『ローゼンメイデン』に登場してもおかしくないような、精巧なつくりで儚げな表情をしています。
私が見た恋月姫さんの人形は、原作にも登場した”コドウグ”や雪華綺晶に似ている印象を受けました。
そのため「恋月姫さんの人形から着想を得た」と言われても納得です!
ゴスロリ風のファッションの元ネタ
カラー練習。ローゼンメイデン水銀燈 pic.twitter.com/w1R6Q60SeL
— 金田陽介@寄宿学校のジュリエット (@yousukekaneda) May 18, 2020
作中で人形がゴスロリ風のドレスを着ている理由は、「1998年のゴスロリブームとゴスロリ雑誌に影響を受けたから」です。
ピーチピット先生はもともとゴスロリ少女が戦う設定を思いつきました。
そこに人形の設定を組み合わせて現在の『ローゼンメイデン』になったのです。
人形が戦う設定も面白いですが、ゴスロリ少女が戦う設定の漫画も興味本位で見てみたいですね(笑)
まとめ
・『ローゼンメイデン』のタイトルの語源はドイツ語”Rosen”と英語”Maiden”の組み合わせである。
・タイトルの意味を直訳すると「薔薇乙女」となる。
・タイトルの由来は語感の響きが良かったからであり、当初は言語の違いに気づいていなかった。
・原作に人形が登場する理由は「恋月姫が制作した人形に強い影響を受けたから」である。
・作中で人形がゴスロリ服を着ている理由は「1998年のゴスロリブームと、ゴスロリ雑誌に影響を受けたから」だ。
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