大人気漫画『ローゼンメイデン』は、一見すると少女漫画のような画風で描かれています。

そこで気になるのが恋愛要素はあるのかどうかという点です。その絵柄も相まって、恋愛要素が含まれていそうな気がしますよね。

そこで今回は「ローゼンメイデンに恋愛要素はあるのか・メインキャラたちの恋愛要素」について解説していきますね。

SponsorLink

 

目次

ローゼンメイデンに恋愛要素はあるのか


結論からいうと漫画『ローゼンメイデン』に恋愛要素はありません。

画風からするとかなり意外なことかもしれませんが、実はバトルロイヤル要素があるファンタジー作品です。

連載雑誌も少女漫画雑誌ではなく、『週刊ヤングジャンプ』や『ウルトラジャンプ』など青年漫画雑誌で連載していました。

またシリアスな場面もあればギャグ漫画のようなエピソードがあったり、様々な展開が楽しめる作品となっています。

【ローゼンメイデン】ジュンや翠星石などメインキャラに好きな人はいるのか

SponsorLink

 

先ほどもお話したように『ローゼンメイデン』にはたしかに恋愛要素はありません。

ですが原作を読んでいると、「この登場人物はこの人のことが好きなのかも?」と、感じられる部分が多少なりとも描かれています。

そこで、マスターたちやドールには好きな人がいるのかどうかを深堀していきますね!

【ローゼンメイデン】巻いた世界の登場人物の恋愛要素

「巻いた世界編」は原作における新装版の1巻~7巻に該当しています。

次の項目からは巻いた世界に登場するマスターたちに、恋愛要素はあるのかを見ていきましょう。

中学生の桜田ジュン


中学生時代の桜田ジュンは、幼馴染で雛苺のマスターだった、柏葉巴に対して照れているような描写がありました。

しかしそのようなシーンはほんの少ししかありません。

巻いた世界のジュンは中学生なので、年齢的にも巴が気になることもあるのかもしれませんね(笑)

柏葉巴


作中では「巴が好きな人はこの人だ」と明確にわかるシーンはありません。

ですが原作の細かいところを確認すると、もしかしてジュンのことが好きなのではないか?と思い当たるシーンは存在しています。

学校に来れない登校拒否のジュンをずっと気にかけていましたからね。

たとえば4話でジュンがnのフィールドに連れて行かれる場面を挙げてみましょう。

nのフィールドに連れて行かれたジュンは、「ジュンのことを思っている人の思念」を文字で目の当たりにします。

その思念の中に「桜田ジュン…多分本人は出てこないだろうけど」という文字がありました。

上記の思念は「学校のプリントを渡しに行ってもジュン本人は出てこない」という意味です。

この文字こそ巴がジュンに対して思っていること。しかもジュンの姉であるのりの思念と、非常に近い場所にありました。

つまり巴のジュンに対する思いはのりと同じぐらい強いということです。

ちなみに「もう、と…思っ」という文字が別のコマで確認できます。

これは「もう、どうとも思ってないのかな」という巴の思念と考える人もいました。

柿崎めぐ

SponsorLink

 

水銀燈のマスターであるめぐには好きな人はいない可能性が非常に高いです。

その理由は「めぐは重い心臓の病気のせいで生きる希望をなくしている」から。

作中でめぐは「あの木の葉っぱが落ちるときに私は死ぬ」「治らないものは治らないのよ」と言って、看護婦さんを困らせていました。

まあずっと病院のベッドの上でいるので他人と関わることもないですからね。とある事情から、実の父親でさえもめぐは拒絶していました。

草笛みつ


金糸雀のマスターである草笛みつの恋愛要素は描かれていません。

ですが私は、描かれていないだけでみつに好きな人がいてもおかしくないと思っています。

みつはパタンナーというファッション関係の仕事についているため、男性との出会いも少なからずあるはずだからです。

年齢的にも素敵な男性を見つけていても不思議ではないですからね。

結菱一葉

蒼星石のマスターである一葉は現代ではおじいさんです。しかし、50年前に好きな女性がいたことは明らかになっています。

当時に双子の弟の双葉が女性と駆け落ちしたあと事故にあって命を落としました。

実は双葉が駆け落ちした女性のことを兄の一葉も好きだったのです。そして作中でまだ生きている女性に対し、復讐しようとする意思を見せていました。

【ローゼンメイデン】巻かなかった世界の登場人物の恋愛要素

「巻かなかった世界編」は原作における愛蔵版の1巻~10巻のエピソードです。

また巻いた世界編より特筆すべき人物は少なくなっています。

大学生の桜田ジュン

大学生になったジュンはバイト先での同僚、斎藤さんのことが気になっていると感じられる描写があります。

当初は大学でもバイト先でも周囲に馴染めず斎藤さんのことも拒絶している様子でした。

しかし物語が進むにつれて、だんだんと斎藤さんに心を開いており、劇団の舞台も劇団員と一緒に製作していました。

斎藤さん

斎藤さんも、ジュンに対して好意を持っているのではないか?と思わせる場面が存在しています。

ジュンに対しての呼び方も「桜田くん」から「ジュンくん」に変わっていましたからね。

ですが当初はジュンに拒絶されていたため仲良くはありませんでした。

しかしひょんなことから、自身が所属する劇団の裏方にジュンを誘うなど、何かとジュンを信頼しているシーンがあります。

ちなみに2013年放送の新アニメでは、バイト先の書店の店長と次回予告を担当していました。その予告では明らかに、ジュンに好意を抱いているような発言をしています。

【ローゼンメイデン】翠星石はジュンのことが好きなのか

 

結論からいうと翠星石はジュンのことが恋愛的な意味で好きな可能性が高いです。

その理由は「明らかにジュンのことを恋愛的に意識していることが分かるシーン」あるから。

原作でもアニメでもジュンに対して赤面していたことが何度かあったので。

たとえばジュンが真紅とばかり話していたときは嫉妬していました。

また巻かなかった世界のジュンを目の当たりにしたときは、恥ずかしがっている様子を見せたことも。

翠星石はもともと恥ずかしがり屋で人見知りな性格なので、性格の影響も少なからずあると思いますが…。

【ローゼンメイデン】翠星石以外のドール人形たちの恋愛要素

SponsorLink

 

マスターたち人間にはほんの少しの恋愛要素がありました。

しかしドールたちには翠星石を除いて恋愛要素はほとんど見られません。

恋愛要素はないに等しいのですが、それぞれマスターのことは大好きでとても大切に思っています。

そこで次の項目からは『ローゼンメイデン』の要ともいえる、ドール人形たちにスポットを当てていきましょう。

水銀燈


水銀燈は恋愛要素ではありませんが、マスターのめぐのことを気に入っています。

水銀燈らしく憎まれ口をたたくこともありますが(笑)

ですがめぐもそんな水銀燈のことが大好きなので相思相愛の仲といえますね。

個人的にめぐと水銀燈との会話で特に好きなのは次の名言です。

めぐ「死がふたりを分かつまで…」

水銀燈「いいえ、死んでも一緒よ」

金糸雀


金糸雀は自身を溺愛してくれるみつのことが大好きです。そのため、みつに危害を加える者には誰が相手でも容赦はしません。

みつは「金糸雀が一番好き」と公言しているうえに、金糸雀の着せ替え用の服をたくさん所持しています。

また金糸雀がジュンの家に偵察に行ったときのお弁当はみつの手作りです。

このことから2人がどれほどお互いのことを思っているのかが分かりますね。

 

蒼星石

SponsorLink

 

蒼星石は基本的に真面目で義理堅い性格です。特にマスターである一葉に対しては、非常に強い忠誠心を見せています。

その理由は「自身の苦悩と一葉の苦悩に同調しているから」です。

蒼星石は姉の翠星石との関係性は良好ですが、同時にコンプレックスも抱いていました。

また一葉は双子の弟を亡くしておりそのことでずっと苦しんでいます。

”双子”に対して苦悩を抱えた2人だからこそ、惹かれ合う何かがあったのかもしれませんね。

真紅


真紅はマスターであるジュンのことをなんだかんだ言いつつも信頼しています。

当初は「使えない下僕」など散々な評価でした。

しかし、ジュンが自分の弱い部分と逃げずに対自したときは「勇敢」と、ジュンの成長を評価する言葉を残しています。

ちなみに巻かなかった世界のジュンへも

「自覚がないだけで、自分の力で『扉を開けます』ができている」

とその成長を認めていました。

ジュンの成長はもちろん本人が頑張ったこともありますが、真紅の存在も大きいと思います!

雛苺


雛苺はマスターのジュンも元マスターの巴のことも大好きです。

雛苺は精神年齢的にとても幼いので素直に「好き」と言葉に表します。

そのため巴が雛苺に「ジュンのことが好きか」聞いたときは、一瞬で「好き!」と即答していました。

またマスター権限がジュンへと移行した後も巴とは良好な関係を築いています。

雪華綺晶


雪華綺晶は誰に対しても恋愛などの感情は持っていません。しかし、あえて好きな人を挙げるとすれば「姉たち」だといえます。

雪華綺晶は実態を持たない存在ですし誕生したとき、すでに姉妹全員はアリスゲームのために旅立っていたのです。

そのため雪華綺晶は姉たちへの強い憧れや嫉妬のような感情が渦巻いていました。

雪華綺晶の出生は「他の姉妹が持っているものは、すべて手に入れたい」という性格にもつながってきます。

まとめ

漫画『ローゼンメイデン』には恋愛要素は描かれていない。

・しかし「この登場人物はこの人のことが好きなのかも?」と思わせる描写は存在している。

・ドールの中でも特に翠星石はジュンに対して恋愛感情を抱いている。

 

他にはこんな記事も読まれています!

関連:ローゼンメイデンにグロい場面はある?アニメや原作での描写についても

関連:【ローゼンメイデン】人工精霊の名前の由来と意味は?雪華綺晶と薔薇水晶が所有しない理由を考察

関連:ローゼンメイデンのめぐは死亡した?病気名や歌っていた曲についても

関連:【ローゼンメイデン】水銀燈と真紅の過去は?仲が悪い原因や理由についても

 

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!

SponsorLink